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競馬交差点2007年12月14日

今週のテーマ
1.いきなりの大荒れ、なぜ?
2.シリーズ"数値予測"第5回



1.この秋の"順当ムード"が崩れつつあるのだろうか。中山のメインや、
 中京のメインでも、波乱が続出した。中山、阪神、中京、それぞれの
 土曜日と日曜日、つまり6つのメインということになるが、平均配当
 は約1万5千円。馬単ではなく、"馬連"の平均である。
 そういえば、阪神4日10Rでは、阪神競馬で最高となる3連単5百
 77万2千630円が飛び出した。「こういうのが一発当たれば…」と
 冗談で語り合うこともあるが、こういうのが当たるためには、こういう
 5百万配当を狙いつづけなければならない。冗談にしか、ならない配当
 である。
 夏のインフルエンザ騒動の全頭検査が2週前に終了し、"終息"と考えた
 からだろうが、インフルエンザが怖いのは、これからである。抜き打ちで、
 ある開催地に特定してでもよいから、インフルエンザの検査はつづけて
 欲しいところである。それより、全頭検査が終了して、すぐにドカンと
 大荒れというのも、さて…。
 先週のGT朝日杯フューチュリティステークスは、"1着、3着"という
 結果で、惜しいといえばそうだが、要するにはずれ。この秋のGTは通
 算で10戦7勝という結果になってしまった。残すは、有馬記念だけで
 ある。

2.今回は、競走能力のさまざまな断面について、細かく解説したい。
 まずスピードだが、4つのものが考えられる。
 第1は平均スピードである。
 走行中は、速くなったり、遅くなったり、スピードに変化はあるが、
 走破時計は、それらを全部足したものだから、結局わかるのは、平均
 スピードなのである。走破時計による予想が、いまひとつなのは、ここ
 に問題がある。とはいえ、平均スピードがいいほうが、"基本的には速い
 だろう"という推測は、おおむね当たっている。トータライザーでは、偏
 差値時計(スピード)として、これをあらわしている。
 第2は上がりスピードである。
 競走中のポジションが不動とはいえないが、馬群の前に行ったり、後ろ
 に行ったりという落ち着きのないケースはマレである。スタートして、
 ポジション争いが終わると、あとは、そのときのポジションで折り合い
 をつける。つまり、ポジションに大きな変化はない。
 大きく変化するのは、"もうすぐ直線を迎える"というときだろう。その
 "もうすぐ"の判断が、騎手によってまちまちであり、さらに馬の能力と
 も関係してくるのだが、まちまちとはいえ、ゴール手前600m(3ハ
 ロン)ぐらいから、後ろのほうにいる馬は、押し上げにかかるというのが、
 昔からの"習わし"のようなものである。
 あまり速くスパートをかけても、ゴール手前でへたってしまっては、意味
 がない。加えて、東京でもゴール手前600mといえば、4コーナー地点
 である。日本の競馬場の直線はあまり長くはない。
 コーナーをまわろうと前にトップスピードにもっていけば、逸走の可能性
 がでてくる。コーナーで、徐々にスピードアップして、直線にでてから、
 トップスピードにもっていくほうが、リーズナブルであろう。その徐々に
 スピードアップしようというのが、ゴール手前600m(ハロン)地点に、
 まあ、だいたいなってしまうのであろう。
 この600m地点からのタイムを上がり3ハロンタイムというが、このス
 ピードが勝敗に与える影響は大きいはずである。仮に先頭の馬から12馬身
 (約2秒といわれる)離されていても、上がりタイムが先頭の馬より、2秒
 速ければ、ゴールで追いつく。途中は適当に走って、上がりで勝負。実は、
 それは不可能なことではない。
 問題は、いまの例でいえば、先頭の馬のみならず、ほかの馬より、確実に2
 秒速く走れるか、そこにある。したがって、上がりタイムが速い馬としても、
 決定的な要因とはなりにくく、"確実に"が弱みになる。とはいえ、上がりタ
 イムが速いということは、勝てる見込みを示していることに間違いはなく、
 どれだけ速い上がりをもっているかである。
 そこで、過去の上がりタイムから推計して、トータライザーには、3F指標
 というものを掲載している。指標なので、実際の上がりタイムとは全く違う
 が、逆に指標であるために"どれだけ速いか"はよくわかる。
 3F指標という指標として見た場合、"37.0"台が平均的なところなのだ
 が、中には"36.0"台がでてくる。上がり3ハロンタイムに"似せている"
 ために、この3F指標だけは、値の小さい方が"優勢"なのである。
 3F指標"36.0"台というが、中には"36.5"に近い馬もいる。このあ
 たりがこの指標の"限界"なのだが、上がりスピードから見た場合には、そう
 いう馬は怖いはずである。
 ただ、上がりスピードがいくら速くても、いつもケツから行って、最後だけ
 一所懸命走っているのもいる。平均スピードも速く、上がりも速いとなれば、
 そういう馬ではないだろう。
 1つの断面だけによる弱みを、ほかの断面で補強する点にまで踏み込んでし
 まったが、それはひとまずおいて、上がりが速いかどうか、最低限、それだ
 けは知っておいて損はないわけである。

 次回は、ほかの断面の解説をすることにしたい。




 (トータライザー社の唯一の公式サイト/ホームページです。
  トータライザー社では、これ以外にウェーブ・サイトは運営しており
  ません。このホームページの文章は、柏木次郎が担当しております。
  なお、"セオリー・ホルダー"、"レース予想"という名称がときどき文
  中にでてきますが、これはメール版"ニュー・トータ"のコラムです。
  駅売りのトータライザー紙には掲載しておりません)



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