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競馬交差点2007年10月5日

今週のテーマ
1.代替競馬、決定!!
2.毎日王冠


1.まずお知らせである。
 30数年ぶりのインフルエンザ騒動で混乱した今年の夏競馬。
 異論百出も、結局、2日間の開催中止でことは収まった。

 「開催強行だ」という意見も多数あったが、検査態勢がきびしく
 なった ためか、2日間の開催中止のあと再開された競馬は、
 ことのほか順当で、穴党には「やってられない」と言いたい方も
 いるのだろうが、強いと思われる馬が、強い競馬で勝ちつづけて
 いる。

 誰もが一番強いと思われる馬、わかりやすくいえば1番人気だが、
 これがかならず勝つとは誰も思っていない。しかし、強いと思って
 いるたぐいの馬が"勝つだろう"とは、たいていのファンが思って
 いることだろう。

 スプリンターズステークスでは、3番人気のアストンマーチャンが
 強い勝ち方をした。「アストンマーチャンが勝つなんて許せない」
 と思った人もいただろうが、許せなくても、アストンマーチャンの
 優勝で首をかしげることはあるまい。

 春競馬では、GTでも、首をかしげることが多かったが、それを考
 えれば、しごく妥当な結果ということで、多くのファンの合意が得
 られるはずある。

 ちょっと話がそれた。
 先のインフルエンザの話のつづきだが、中止になった2日間の代替
 日程が決まった。
 本来は、裏開催のなかった11月17日、18日に、裏開催福島競
 馬が行われる。そして、全く競馬開催の予定がなかった11月23
 日に、東京競馬と京都競馬が行われる。この週はジャパンカップ・
 ウィークであるが、3日間連続開催ということになる。
 さらに、今週は11月24日と25日は、おまけつきで、本来は裏
 開催なしだったが、裏開催中京競馬が行われる。

 少々わかりにくいだろう。ホームページでご確認いただきたい。

2.今週は東西で、古馬の重要レースが行われる。
 毎日王冠と京都大賞典である。

 本来は、秋の天皇賞に直結するレースである。
 ただ、残念ながら、ここ10年に冠していえば、"直結する"とはいい
 がたい結果に終わった年も多く、距離などに問題があるのなら、変更
 などの改善措置を講ずるべきだろう。

 東の毎日王冠は、2003年から2005年まで、毎年稍重で行われ
 たが、2003年にはレースレコードがマークされ、この3年間で最
 も決勝タイムのよくなかった2005年でも1分46秒5という時計
 がでている。開幕馬場で、馬場状態がよく、スピードレースになるの
 である。

 スピードが不可欠ということは簡単にわかるが、東京の直線には、長
 い上り坂がある。いかに快足であっても、この上り坂でたえられる
 少々のスタミナも不可欠なのである。過去10年の活躍馬を見ると、
 典型的なマイラーが先頭でゴールインしたこともある。
 しかし、マイラーというよりは、芝2000mまでを守備範囲とする
 中距離馬の活躍のほうが圧倒的に多い。

 加えて、秋の天皇賞の前哨戦として用意されているGU戦である。
 重賞で勝ったことのないような馬が勝つことはマレだ。
 もっとも、2着は、必ずしも重賞勝ちがなくてもいいようだが、さすが
 に重賞2着はある。
 このような観点から考えると、登録馬の中で、優勝の可能性が高いのは、
 エイシンデピユティ、コンゴウリキシオー、ダイワメジャー、トップガ
 ンジョー、ブライトトゥモローなどに絞られる。

 注目の的は、ダイワメジャーであることに異論はないだろう。
 宝塚記念以来3ヶ月ぶりというのは、とくに問題にならない。
 気になるのは59キロだが、500キロを超える馬であり、この実績な
 ら、それほどこたえるとも思われない。
 ただ、宝塚記念での12着という結果には、少々不安を感じている。


(トータライザー公式サイト … 文 柏木次郎)




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