NAVIKEIBA

Welcome!

競馬交差点2007年8月31日

今週のテーマ
1.あらたなる懸念
2.夏競馬、最終週

1.懸念された混乱もなく、先週の競馬は無事に終了した。
 枠順が決まってから、出走取消が8頭ほどでたが、インフルエンザだったのは
 1頭だけで、あとはふつうの"感冒"と発表された。
 インフルエンザで取消が相次ぐことがなく、おおいに結構とはいえるが、
 風邪で7頭も出走取消になったのには、少々驚いた。
 JRAが隠したのか…!? 
 いやいや、この騒動の中で、そんなことをやれば、さらに波紋は広がる。
 大騒ぎをしている最中なのだから、「公正確保のために、インフルエンザに
 かかった馬を取消といたしました」と正直にいって済むことであり、あえて
 批判を拡大させるようなことはしないだろう。
 とすれば、逆に、「いつも、こんなに風邪をひいている馬がいるの?」の
 ほうが懸念材料で、これまでは、こんなに取消になったことを、あまり見たこと
 がなかったから、「これまで、大丈夫だったのだろうか?」と思ってしまうわけ
 である。
 インフルエンザ騒動が終息しても、出走予定馬のチェックは、これまでより、
 厳重にして欲しいという、あらたなる思いが、頭の中に、浮かんできたわけである。

2.競馬は速い馬が勝つといわれる。
 だから、時計が重視されるが、多くのファンが考えているように、「とはいえ、
 時計でスバリとはいかない」のが現状である。
 その理由はさまざまあるのだろうが、展開にしても、時計にしても、ひどく
 似通った状況が生まれない限り、思ったように事は運ばない。
 そして、似通った状況が出現しにくいのが競馬で、「おおむね、時計の速い馬
 が活躍してはいるのだが…」で、話は止まってしまうわけである。
 新潟も今週で終わりになってしまうが、この夏の新潟、それも最近のことだが、
 時計がものをいっているようである。ときには雨も降ったが、気温は非常に高く、
 芝、ダートともに回復が早かったのが一因かもしれない。
 コースの形状もあるだろう。
 いい時計をもっていると人気になる。「時計はあてにならない」といいつつも、
 着順か、時計か、着差か、上がりか。そんなところしか見るところはないから、
 多くのファンも、そして予想する人たちも、時計にウェートをおいて評価する。
 だから、人気になるのである。
 そして、時計が効くというなら、その期待どおりの活躍をすることになる。
 新潟の配当の低さは、そんなところに原因があるのかもしれない。
 だから、時計が効いているとはいえない、小倉や札幌では、先週も、結構
 、大きな配当が数多くでているのだろう。
 その小倉や札幌で幅を利かせているのが、"先行力"である。スピードよりも、
 こちらのほうが、結果に及ぼす影響は大きいようだ。
 以上のような点を考慮しながら、夏競馬、最終週の攻略法を考えてはいかがだ
 ろうか。

Copyright (C) 2007 NAVIKEIBA , All rights reserved.