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競馬交差点2007年9月7日

今週のテーマ
1.秋競馬開幕
2.先行馬有利
3.京成杯オータムハンデ


1.待望の秋競馬開幕。そう思っているファンは、少なくないだろう。
個人的には、ワイドでコツコツと稼げた夏競馬は、むしろ好ましく思っていたのだが、
秋競馬になれば、そういうわけにも、いかなくなりそう。
夏競馬では、人気上位7頭ぐらいに目を付けていれば、ほぼその中で決着がつくので、
ワイドなら面白いように当たる。3連複では旨味はないが、3連単は限られた点数で勝負
ができるという利点があった。
「夏競馬は、配当が低くてつまらない」という意見は多いが、"コツコツ"が効く。
競馬ではなかなかあり得ない状況がつづくときなのである。配当が低いとは、逆に
いえば、当たりが多いこととイコールなのである。
秋競馬になれば、昨年の開幕週もたまたまそうだったのだが、人気薄がポンポンと
飛び込んでくるので、"人気頼り"を修正する必要がある。

2.秋競馬の開幕で、どんなことに注目したらよいか。
コースの特性から、中山も阪神も、直線は短く、ゴール手前に急坂がある。上り2m
だが、走るだけ走ったあとの2mだから、結構効くのだろう。加えて、連続開催の札
幌も、急坂はないが、直線は短い。
ごくふつうに考えれば、逃げ、先行有利である。トータライザーでいえば、展開指標
の高馬を狙えばいい。もちろん、力がある、つまり総合評価上位の逃げ先行馬の前残
りが多くなることが予想される。
ちなみに、昨年秋の関西は中京で、比較材料にならないが、中山に関しては、そのと
おりの結果になっており、"物理的"に今年もそうなることは容易に想像できる。

3.東西でメインが3つも行われる。秋競馬開幕で、「景気づけだ」というわけでも
ないだろうが、重賞の大盤振る舞いである。
中山のメインは、京成杯オータムハンデである。
出走メンバーが決まるのは、今夕7時ごろなので、いまは登録馬を見て、話をすすめ
ている。
アサヒライジングが出走してくると、やや複雑になるが、出走回避なら、逃げるのは、
ほぼストーミーカフェだと推測できる。ほかにもデンシャミチなど、逃げた経験をも
つ馬はいるが、展開指標がダントツなのは、ストーミーカフェである。
ストーミーカフェは、このところ、めざましい活躍はないが、3度の骨折を経験して
きたのだから、それも仕方あるまい。そのストーミーカフェが、この夏前にGU金鯱
賞で復帰して、その後、3戦ほど戦い、一戦ごとに粘りを増してきている。
3歳時だが、ストーミーカフェは、共同通信杯を優勝。神戸新聞杯では、ディープイ
ンパクトについで2番人気に推されたほどの馬である。パンとした状態になれば、か
なりの活躍ができそうな器であることに、異存のあるファンはいないだろう。
「どこまで復調しているか」ということもあるが、相手関係についていえば、今回は
それほど強力とはいえまい。諸数値は、メンバーの中でトップランクとはいえないが、
上のほうも、それほど際だっているわけではない。つまり、チャンスはある。
今年の金鯱賞以後、福島テレビオープン、関屋記念では、好時計をだしており、高速
決着にも対応できるのは明らかで、今回は面白い存在になりそうだ。

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