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競馬交差点２００７年８月３日

今週のテーマ

１．ＪＲＡのさらなる門戸開放
２．絞れたときにだけ３連単を買う

１．馬券とは直接関係がないことだが、ダーレー・ジャパン・ファームの
　　ＪＲＡ馬主登録が行われたようだ。ダーレー・ジャパン・ファームとは、
　　ドバイのシェイク・モハメド殿下が設立した日本法人ダーレー・ジャパン
　　関連の有限会社である。これまでＪＲＡサイドではなかなか認めなかった
　　わけであるが、法人を介してとはいえ、ドバイの殿下が、日本競馬に参入
　　しできるようになった。
　　そのダーレー・ジャパン・ファームは、さっそくアドマイヤの冠号で知ら
　　れる近藤利一氏のアドマイヤムーンを購入した模様で、モハメド殿下の資
　　力からすると、急速にダーレー・ジャパン・ファームの所有馬が増える可
　　能性もある。
　　この新しい事態によって、どう日本の競馬が変化をするのかは、もちろん
　　わからない。
　　ただ、小さな爆発が、連鎖反応を示すことはあり得ることで、大なり小な
　　り、日本の競馬が変わっていくことは間違いないだろう。閉塞感漂う、い
　　まの日本の競馬が、いい変化をとげることを望むだけである。

２．個人的な話だが、最近は、あえて３連単、３連複を避けている。どうやっ
　　たら、効率があがるのか、わからなくなってしまったからだ。
　　３連単、３連複の弱点は"３着に、ヘンな馬が突入してくる"からと思って
　　いたところもあったが、どうもそうではないらしい。
　　３連単、３連複というのは、どうやって狙うのかを"つねに"考えるもので
　　はなく、"これは３連単、３連複でいけるな"というときに買うものである
　　ようだ。
　　夏の函館の最終は、小倉の最終から２０分ある。要するに、時間があった
　　ので、いろいろ考えたのだが、こんなことがあった。
　　始めに述べておくが、実際に買ったわけではない。実際に買ったのは、
　　アイアムマイネルとニシノマナムスメ、アクティブアクトとニシノマナムスメ
　　の２通りのワイド馬券で、そのワイドを買ったあとで、思いつきで３連単
　　を足そうと思って、ＩＰＡＴの入力をしている途中で、締め切られてしま
　　ったのだ。
　　ニシノマナムスメは、本稿でもたびたび述べている総合評価◎で、単勝予
　　測オッズで最低ラインを超えている馬だ。アイアムマイネルとアクティブ
　　アクトは、ＰＰ値の高い馬で、いまこのＰＰ値の高い馬が、穴馬になる
　　ケースがかなりある。
　　ところで、ニシノマナムスメは最終的に１．９倍の超人気馬だが、この
　　超人気馬が案外に３着ということがある。春や秋には、そうでもないの
　　だが、夏競馬ではどうも"そうなりやすい"ようである。
　　そこで「ニシノマナムスメが３着なら…」と勝手に決め込んで、３連単の
　　構成を考えた。"勝手に"と述べたように、もちろん、こちらの思い通りに
　　事が運ぶ保証などないが、それが予想の本質だろう。
　　ここに"◎○▲のどれかが８０％の割合で連にからむ"という実績がある。
　　勝手にではあるが、◎を３着としてしまったのだから、○か▲は、８０％
　　の確度で１着か２着のはずである。
　　とすると、アイアムマイネルとアクティブアクトは、○でも▲でもないか
　　ら、その連の相手は、○か▲でいいだろう。
　　３連複なら、フォーメーションの１列目アイアムマイネルとアクティブアクト、
　　２列目○と▲、３列目◎ニシノマナムスメで完成だ。これでも４点で、結果
　　２千２０円の配当だから、わるくはなかったが、欲張って３連単に持ち込も
　　うとした。超人気のニシノマナムスメがからんでの３連複では、「たいした
　　配当にはならない」という思いもあった。
　　３連単も、３連複と同じフォーメーションでよいのだが、３列目（３着）
　　は確定でも、１列目（１着）と２列目（２着）をひっくり返したバージョン
　　も考え得る。しかし「どうせ３連単は、思い通りにならない」と常々考えて
　　いることがあり、また「アイアムマイネルとアクティブアクトを１列目（１着）
　　のほうなら、高い配当になる」という考えも加わって、この４点を買うことに
　　決めた。で、インプットしたら、「締め切りました」ときたわけである。
　　ご存じのように、この３連単予想はスバリで、それはともかく、「３連単は
　　たくさん買えばいいというのはウソで、絞り切れたときに買うもの」という
　　考え方がでてきた。
　　それも、上記のように、手持ちの材料を重ね合わせていけばよいのだから、
　　チャンスは何回かありそうである。
　　次週以降が楽しみになった。
　 　

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